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2019年1月10日
お庭の照明講座(ガーデンの照明演出)
美しいライティングのポイントは、明るさのバランスが大切。
ガーデンやテラスの景観を、室内からの眺めに取り込むことで、
室内からの連続する空間を広く演出し、安らぎのある雰囲気を作ります。
この4:1:2のバランスは、”室内と庭を一体化にする”
”広く見せる” ”安らぐ雰囲気を演出”
これら3つの機能を実現するライティングの新基準です。
室内が明る過ぎては、ミラー現象(室内空間が窓に反射すること)
が起こってしまい、景観を取り込むことができません。
夜景を楽しむ場合の室内の明るさを確認しましょう。
室内の約半分程度の明るさになるよう、
明るめの器具で奥(鉛直面)の照明計画を考えます。
高さを活かしたライティングで、庭を広く見せられます。
また、全体を照らすのではなく、陰影のリズムを付けると、
より美しく演出できます。
手前のスペースが明るくなりすぎると「境界壁面1」
で行った景観の効果が目立たなくなるため、
明るさを抑えた器具で構成します。